真宗教学学会では、毎年、真宗本廟(東本願寺)の報恩講期間中に、宗派内外から講師をお招きして講演会を開催しています。その講演会のテーマを、2023年度から「人と生まれて」と設定しました。「宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要」では「南無阿弥陀仏 人と生まれたことの意味をたずねていこう」とのテーマが掲げられました。三帰依文の冒頭でも「人身受け難し、いますでに受く」とあります。人と生まれたことは、決して当たり前ではありません。その意味をたずねていくことが、私たち一人ひとりの大切な課題ではないでしょうか。
私たちは共に人の身を受け、今ここに共に生きています。人と生まれたことは、私たちが共に生き合うにあたってまず確認しておかなければならないことでしょう。
そこで、「信仰と社会」というサブタイトルをつけました。信仰は私個人の中に起こる出来事ではありますが、私を取りまく社会の中で問いかけられ、意味づけられてくるものです。信仰は社会とのいかなる関係にあるのか、信仰者は社会といかなる関係を結ぶのか。
多くのご参加をいただき、ともに考える機会となることを願っています。
【日 時】
2024年11月24日(日)18:00~(開場17:00~)
【会 場】
しんらん交流館 2階大谷ホール
しんらん交流館へのアクセスはこちら
【テ ー マ】
人と生まれて ―信仰と社会―
【講師・課題】
●櫻井義秀 氏(北海道大学教授)
「ウェルビーイング(しあわせ)と現代仏教」
●木越 康 氏(大谷大学教授)
「『人口減少地域における宗教意識の揺らぎ』研究の中間報告」
追って、詳細については10月中旬頃にこちらのホームページにてお知らせいたします。
【お問い合わせ】教育部
TEL:075-371-9193
E-mail:kyouiku@higashihonganji.or.jp