お知らせ

法名の取り扱いの変更について

お知らせ
2024.12.27

2025年11日から、下記のとおり法名の取り扱いを変更します。

 

当派における法名の淵源は、釈尊(しゃくそん)在世までさかのぼり、釈尊のもとで出家し仏弟子となった男性は比丘(びく)・女性は比丘尼(びくに)と呼ばれ、現在用いられる「尼」の語は女性の出家者を示す比丘尼に由来しています。ご承知のとおり、法名を「恵信」と名告られた親鸞聖人の妻は「恵信尼」で知られています。

 

これらの歴史に基づき、当派の得度式及び帰敬式においては、「釋」を冠した法名に女性には「尼」を付してきました。

しかしながら、現代においては、「釋〇〇」「釋尼〇〇」の法名を大切にされる方がいる一方で、性別違和(性別不合)やLGBTQに代表される多様な性を尊重する法名のあり方が問われています。

 

いずれにしても、法名を受けるということは、仏・法・僧の三宝を依りどころとして生きる仏弟子としての名告りとして、「本願に生きなさい」との釈尊のうながしに応えていくことが願われていることに変わりはありません。

 

そこでこのたび、同朋教団として多様な声に応えるべく、男性に「釋○○」、女性に「釋尼○○」というこれまでの法名授与を基本としつつ、受式者の願い出に応じて選択できるように変更いたします。

 


 

【得度式における法名】

◆男性には「釋」、女性には「釋尼」を冠した法名を授与します。ただし、受式者の願い出に応じて、「釋○○」もしくは「釋尼○○」を選択できます。なお、選択事由の説明は必要としません。

 

◆住民票に登載の性別が「男性」は、剃髪を要します。ただし、本人の願い出により、特別な事情があると認めた場合は、可否を判断のうえで剃髪を免除する場合があります。

 

◆僧籍簿に登載された「釋○○」もしくは「釋尼○○」の変更を希望する場合は、「度牒裏書願(または度牒証状交付願)」の願い出が必要です。

 

お問い合わせ:組織部(教務)075-371-9184(平日9:00~16:00)

 

 

【帰敬式における法名】

◆男性には「釋○○」、女性には「釋尼〇〇」の法名授与を基本としつつ、受式される方の願い出に応じて、「釋○○」もしくは「釋尼○○」を選択できます。なお、選択事由の説明は必要としません。

 

◆帰敬式受式後において「釋○○」もしくは「釋尼○○」の名告りの変更に伴い、法名紙の交付を希望される場合は、届出用紙の提出が必要です。

 

お問い合わせ:研修部(帰敬式実践運動推進事務室)075-371-9185(平日9:00~16:00)

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