真宗教学学会は、主な活動として毎年7月に「真宗大谷派教学大会」、真宗本廟御正忌報恩講期間中の11月24日に「真宗教学学会講演会」を開催しています。
そのなかで、「教学大会」は3年を一区切りとして総合テーマを立て、研究発表ならびに講演会の場を設けています。本年から3年間は、これまでの「人間と宗教」というテーマを引き継ぎ、「人間と宗教-浄土教の諸問題-」のテーマのもと、改めて人間にとって宗教がもつ意味についてたずねていきたいと思います。
現代の日本社会において、人間にとって宗教が必要であるのかと問えば、否定的な思いを持たれる方も多いでしょう。その現代にあって、浄土が真実の依りどころであるという「浄土真宗」の名のりは、どのような意味を持つのでしょうか。そもそも、「浄土」を依りどころとするとはどういうことなのでしょうか。
今回の「教学大会」では、「人間と宗教―浄土教の諸問題―」というテーマを通して、浄土の教えがいかなる歴史のもとに展開してきたのか、そのことを確かめることによって、現代を生きる私たちにとって、浄土の教えがなぜ大切なのかを一人ひとりがたずねていく機会にしたいと思います。
多くの方々のご参加をお待ちしています。
◆期 日
2025年7月5日(土)
◆会 場
大谷大学(京都市北区小山上総町)
◆テ ー マ
人間と宗教―浄土教の諸問題―
◆講師・講題
梯 信暁 氏(大阪大谷大学名誉教授)
「『往生要集』における凡夫救済の理論」
一楽 真 氏(大谷大学学長)
「荘厳浄土の願い」
◆日 程
8:30~ 受付
9:00~12:00 研究発表
13:00~13:10 会長奨励賞授与式
13:10~14:10 記念講演① 梯 信暁 氏
14:20~15:20 記念講演② 一楽 真 氏
15:35~16:00 質疑応答
16:15~17:00 物故者追弔会・学会総会(対象:真宗教学学会員)
17:30~19:00 交流会
※当日の状況により多少時間が前後する場合がございます。
◆研究発表
発表を希望する学会員は所定の用紙に記入のうえ、Eメール添付にて下部記載の教育部メールアドレス宛に送信、または教育部宛に郵送でお申込みください。なお、発表は大会テーマに沿った内容でお願いします。また、発表の可否については、真宗教学学会委員会にて判断し、後日お知らせいたします。
※当学会に未入会の方で発表を希望される場合は、別途、入会手続きが必要となりますので教育部までお問い合わせください。
【申込期限】 5月15日(木)まで
◆そ の 他
研究発表及び記念講演の聴講については申込不要となりますので、当日会場までお越しください(聴講無料)。
追って、日程等に変更が生じた場合は宗派ホームページに随時情報を掲載します。
◆お問い合わせ
真宗大谷派宗務所(東本願寺)教育部
〒600-8505 京都市下京区烏丸通七条上る常葉町
℡:075-371-9193 /E-mail:kyouiku@higashihonganji.or.jp