2019年9月に国の重要文化財に指定された阿弥陀堂門、鐘楼、手水屋形は、2021年9月から修理事業に取り組んでいます。阿弥陀堂門は、2022年10月末日に工事が完了しました。
そして、2023年7月からは、国庫補助を得て、鐘楼、手水屋形の修理事業に着手し、2025年3月末の完了を予定しています。
鐘楼は、8月1日から本格的な工事が始まっており、2024年9月まで行われる予定です。
現在の鐘楼は、1858(安政5)年の大火による焼失の後、名古屋の神野金之助氏らの寄進により、御影堂再建の棟梁と同じ伊藤平左衛門が担当し、1894(明治27)年に再建されました。
また、手水屋形は、2024年4月から2025年3月(予定)にかけて工事が行われます。
現在の手水屋形は、1895(明治28)年に竣工され、建立の理由は定かではありませんが、一説には参拝の行儀を整えるという意味で建てられたといわれています。
ともに、再建から約130年が経過し各所に損傷が見られるため、屋根葺替、錺金物補修、部分修理といった大規模な修理を行う予定です。