桜サクラCherry blossoms
園内には、ソメイヨシノをはじめ、数種類の桜が50本近く植えられています。早咲きの桜もあり、長期間、桜が楽しめるのが特徴です。
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修善寺寒桜シュゼンジカンザクラ
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- 花期
- 2月下旬~3月中旬
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- 場所
- 傍花閣すぐ横
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染井吉野ソメイヨシノ
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- 花期
- 3月下旬~4月上旬
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- 場所
- 傍花閣周辺、園内各所
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山桜ヤマザクラ
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- 花期
- 3月下旬~4月上旬
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- 場所
- 傍花閣北側小川沿い
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枝垂桜シダレザクラ
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- 花期
- 3月下旬~4月上旬
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- 場所
- 高石垣前、傍花閣東側
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紅葉・黄葉Autumn leaves/yellow leaves
秋は、園内各所で紅葉を楽しめます。
- 色づき時期
- 11~12月
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伊呂波紅葉イロハモミジ
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- 場所
- 丹楓渓、園内各所
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メタセコイヤ
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- 場所
- 代笠席南側の小川横
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唐楓トウカエデ
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- 場所
- 庭園南口付近
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銀杏イチョウ
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- 場所
- 西門横、滴翠軒北側、園内各所
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梅ウメPlum
「春告草(はるつげぐさ)」の異名の通り、晩冬に咲き、春を予感させる甘い香りを園内に放ちます。
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- 花期
- 1月~3月
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- 場所
- 双梅檐(閬風亭南側)、庭園北側入口手前(高石垣を過ぎたところ)
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椿ツバキCamellia
ツバキには様々な品種がありますが、園内では「ヤブツバキ」という原種をご観賞いただけます。花蜜を求めてヒヨドリやメジロなどがやってきます。
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- 花期
- 1月~4月
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- 場所
- 傍花閣周辺、丹楓渓北側、園内各所
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枳殻カラタチOrange jasmine
渉成園の別名「枳殻邸(きこくてい)」の名前の由来の植物です。鋭い刺があり、かつては生垣として渉成園の周囲を囲んでいたとされています。春に白い花を咲かせます。
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- 花期
- 4月中旬~下旬
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- 場所
- 高石垣南側、西門入って北側
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躑躅ツツジAzalea
「躑躅」の由来は「「見る人が足を止めるほど美しい」ところから。春から夏にかけて鮮やかな花をつけます。園内ではコバノミツバツツジ、モチツツジ、ヒラドツツジなど様々な種類が楽しめます。
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- 花期
- 4月~6月
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- 場所
- 印月地周辺、北大島内、傍花閣周辺など
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朴木ホオノキMagnolia
花や葉が大きく、甘い香りを放ちます。葉は食べ物を包む(ホオ)ことに使われたのが名前の由来となっています。防腐効果があり、食べ物が痛みにくいとされています。
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- 花期
- 5月
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- 場所
- 傍花閣北側小川沿い
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栴檀センダンSandalwood
落葉高木の一種で、初夏に咲く、円錐状の紫青色の小花はアゲハチョウ類に特に好まれます。秋に黄色い実をつけます。
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- 花期
- (花)5月~6月(実)10月~12月
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- 場所
- 傍花閣周辺
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杜若カキツバタRabbitear Iris
湿地に群生し、紫色の花を咲かせます。アヤメやハナショウブと混同されがちですが、花弁の付け根で見分けることができます。カキツバタは白い一筋の線、アヤメは網目模様、ハナショウブは黄色となっています。
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- 花期
- 5月
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- 場所
- 傍花閣周辺小川沿い
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梔子クチナシGardenia
初夏に甘い香りの白い花を咲かせ、秋には橙色の実をつけます。
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- 花期
- (花)5月~6月(実)10月~12月
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- 場所
- 園内各所
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紫陽花アジサイHydrangea
梅雨の時期になると、園内では毎年見事なセイヨウアジサイが咲きます。アジサイは花色が徐々に変わることから「七変化」の異名を持ちます。
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- 花期
- 6月~7月
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- 場所
- 西門入って北側、高石垣前
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紫式部ムラサキシキブ/コムラサキJapanese beautyberry
原種のムラサキシキブは現在では流通しておらず、園内には園芸品種のコムラサキが植栽されています。花も実も紫色をしており、実は野鳥に好まれます。
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- 花期
- (花)6月~7月(実)10月~11月
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- 場所
- 侵雪橋付近
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禊萩ミソハギLythrum anceps
水辺を好む植物で、可愛らしい紫色の小花が穂のようになって咲きます。
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- 花期
- 6月~9月
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- 場所
- 漱枕居北側の池の畔
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蓮ハスNelumbo nucifera
夏の庭園を彩る花で、早朝に咲き始め、午後には花を閉じてしまいます。泥の中から美しい花を咲かせる様子は、経典でも例えとして登場します。
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- 花期
- 7月~8月
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- 場所
- 園林堂北側蓮池
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野萱草ノカンゾウWild grass
万葉集にも「わすれぐさ」として謡われ、新芽や若菜は食用とされるなど日本人に馴染みの深い植物です。水辺を好み、オレンジ色の一日花を咲かせます。
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- 花期
- 7月~9月
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- 場所
- 印月池の畔
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百日紅サルスベリOrange jasmine
生命力あふれる夏の園内で一際存在感を放ちます。回棹廊付近には濃桃色の花が、代笠席周辺では白い花が楽しめます。
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- 花期
- 7月~9月
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- 場所
- 回棹廊北西側の池の畔、代笠席周辺
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藪蘭ヤブランLiriope muscari
名前の由来は「やぶの中に生えるランのような花」から。夏から秋にかけて薄紫の花が楽しめ、秋には黒い玉のような実をつけます。
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- 花期
- 8月~10月
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- 場所
- 庭園北入口付近、園内各所
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黒金餅クロガネモチIlex rotunda
この大木の常緑樹が濃い木陰を作ることで、モミジが光を求めて、美しく枝を伸ばし丹楓渓の景色を創出しています。秋から冬にかけてたくさんの赤い実をつけます。
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- 花期
- (花)5月~6月(実)11月~3月
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- 場所
- 丹楓渓池畔
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芒ススキMiscanthus sinensis
秋の七草の一つ。秋が深まるにつれて銀色の穂が開き、淡い金色に変化します。冬の枯れ芒もまた美しい景色を演出してくれます。
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- 見頃
- 9月~2月
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- 場所
- 南大島、園内各所
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黒松クロマツJapanese black pine
黒味を帯びた幹肌と長い葉が特徴的で、海沿いの防風林として日本各地で活用されているほか、日本庭園でも多く植栽されています。園内の印月池畔の松林エリアでは、松葉を地面に敷き、海沿いの景色を演出しています。
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- 見頃
- 通年
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- 場所
- 印月池の畔、園内各所
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杉苔杉苔Polytrichum juniperinum
葉が杉の葉に似ていることが名前の由来です。
日本に自生する種で、古来より日本庭園に植えられていました。代笠席南側の土手に広がる美しいスギゴケの景色をお楽しみください。-
- 見頃
- 通年
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- 場所
- 代笠席南側の園路沿い、園内各所
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監修・写真提供:植彌加藤造園㈱
※花期、見ごろは例年の時期を記載しています。見ごろ時期は、その年の気温状況により変動しますこと、ご了承ください。